Java入門/システム開発プロジェクトマネジメント研修
新人・若手エンジニア向けの「Java入門」と、リーダー候補向けの「システム開発プロジェクトマネジメント(PM)基礎」を、
貴社の育成ステージに合わせて組み合わせられる研修パッケージです。
※Javaのみ、PMのみの単独実施も可能です。
※既存の新人研修・階層別研修と組み合わせていただくことも想定しています。
・現場で使われるJavaの書き方・考え方を、基礎から丁寧に解説します。
・ウォーターフォール/アジャイルいずれの現場でも役立つPMの「共通言語」を整理します。
・講師自身のSE/PM経験をもとに、「教科書と現場のギャップ」を埋める事例を交えてお伝えします。
・生成AI時代のエンジニア/PM像も踏まえつつ、「これから必要とされるスキル」を明確にします。
この研修で目指すゴール
「コードを書けるだけ」でも「管理だけするPM」でもなく、現場で頼られるエンジニア/PMの土台づくりを目指します。
- Java入門:オブジェクト指向の基本を押さえながら、読みやすく保守しやすいコードを書く力を身につける。
- PM基礎:要件定義〜設計〜開発〜テスト〜リリースまでの流れと、各工程でのPMの役割を理解する。
- チームで開発を進める際のコミュニケーション・リスク管理・進捗管理の基本を身につける。
- 生成AIや開発支援ツールを前提とした「これからの開発現場」で価値を発揮できる視点を得る。
想定している対象者・前提スキル
Java入門とPM基礎で、想定対象・前提スキルが少し異なります。両方を組み合わせることも可能です。
- 新入社員・内定者・若手エンジニア
- 他言語からJavaにキャリアチェンジされる方
前提スキルの目安:
・プログラミング未経験〜初級レベルから対応可能(ただし、事前学習の有無に応じて難易度調整します)。
- 入社2〜7年目程度のSE/PG
- リーダー・サブリーダーを任され始めた方
- 社内でPM・PL候補として期待されている方
前提スキルの目安:
・何らかの開発プロジェクトに実務として参加した経験があると理解が深まりやすいですが、
これから配属される方への「事前教育」としての実施も可能です。
Java入門:標準カリキュラム例(3日版)
下記は「3日(各日6時間)」の一例です。オンライン・対面いずれも対応可能で、事前学習状況に応じて難易度を調整します。
・Javaの特徴と、他言語との違い
・JDK/IDE(Eclipse/IntelliJ/VS Code等)の基本操作
・変数・型・演算子・条件分岐・繰り返し
・配列・コレクションの基礎
・ハンズオン:簡単な計算/一覧表示プログラムを作る
・クラス・インスタンス・メソッド・フィールド
・カプセル化/継承/ポリモーフィズムのイメージ
・例外処理・ログ出力の基本
・ハンズオン:小さな業務シナリオを題材にしたクラス設計・実装
・「読みやすいコードとは?」を実例で確認
・ファイル入出力・簡単なDBアクセスのイメージ(内容はレベルに応じて調整)
・ユニットテストの考え方(JUnit等)
・ミニアプリケーションの実装(簡易管理システム 等)
・コードレビュー演習(講師からのフィードバック含む)
・今後の自己学習・実務へのつなげ方
- 2日短縮版:基本文法+オブジェクト指向の理解にフォーカスし、ミニアプリはサンプル中心にする構成。
- 5日拡張版:Webアプリケーション基礎(Servlet/Springの概要)や設計演習を含めた集中的な新人研修向け構成。
- 他言語経験者向け:Java特有の文法・ライブラリ・エコシステムに絞って短期間でキャッチアップする構成。
※既に自社で利用しているフレームワークやコーディング規約がある場合、それらに合わせた構成にカスタマイズ可能です。
PM基礎:標準カリキュラム例(1日版)
「これからPM・リーダーを任される」方向けに、システム開発プロジェクトの全体像と、押さえるべきポイントを1日で整理します。
・開発プロセスの基本(ウォーターフォール/アジャイルの共通点と違い)
・要件定義・設計・開発・テスト・移行・運用の流れ
・PM/PL/メンバーそれぞれの責任範囲
・「炎上プロジェクト」で起こりがちなことと、その背景
・WBS・マイルストーンの考え方
・見積もり精度とリスクの関係
・よくあるリスクパターン(要件変更・要員異動・品質問題 等)
・ケーススタディ:簡易プロジェクト計画を立ててみる
・ステークホルダーとの期待値調整
・メンバーとの1on1・レビューの進め方
・報告・連絡・相談のパターンとアンチパターン
・ワーク:ありがちなコミュニケーションのすれ違いをロールプレイで体験
・Copilot/生成AIの普及が開発プロセスに与える影響
・見積もり・品質管理・教育への活かし方/注意点
・自社プロジェクトで「まず試してみる」ための一歩の整理
・質疑応答・まとめ・個人アクションプランの作成
- PM実践編:実プロジェクトの情報を持ち寄り、計画レビューやリスク洗い出しを行うワークショップ形式。
- リーダー育成シリーズ:PM基礎+1on1スキル+フィードバック練習などを組み合わせた複数回シリーズ研修。
- 生成AI活用PM編:AI活用プロジェクト特有の論点(データ・PoC・ガバナンス等)にフォーカスした追加セッション。
※貴社の評価制度やキャリアパスと連動した「PMロール定義」の整理をお手伝いすることも可能です(別途ご相談)。
実施形態・環境について
Java・PMいずれも、オンライン/対面・少人数〜中規模まで柔軟に対応いたします。
| 実施形式 |
・オンライン(Zoom、Teamsなど) ・対面(貴社オフィス/会議室 等) ・一部オンライン・一部対面の組み合わせもご相談可能です。 |
|---|---|
| 受講人数 |
Java入門:目安10〜30名程度(演習フォローの観点から、20名前後を推奨) PM基礎:目安10〜40名程度(ディスカッションを重視する場合は20名前後を推奨) |
| 必要な環境 |
Java入門: ・受講者1人1台のPC(Java/IDEインストール済み、あるいはクラウドIDE利用) ・Git/社内リポジトリ等を利用する場合は、そのアクセス権 PM基礎: ・投影用の画面(オンラインの場合は画面共有環境) ・グループディスカッションのためのブレイクアウト環境やホワイトボード等 |
| ご用意いただきたいもの |
・既存の開発標準(テンプレート・ガイドライン等)があれば共有 ・過去のプロジェクト事例(匿名化したもの)を題材として扱うことも可能です ・新人研修など、他の講座との関連があれば全体像をお知らせください |
料金の目安
日数・人数・カスタマイズ範囲に応じて、個別にお見積もりいたします。
料金は、以下の要素をもとに個別にお見積りさせていただきます。
- Java入門/PM基礎それぞれの研修日数・時間数
- 受講人数と実施形式(オンライン/対面)
- 自社コード・自社プロジェクトを題材にするかどうか
- 既存資料との整合・事前課題の作成など、カスタマイズの範囲
※「今年はJava入門だけ実施し、来年度以降にPM基礎を追加する」といった中長期の育成計画のご相談も歓迎です。
※大まかなご予算感がある場合は、お問い合わせ時にお知らせいただければ、その範囲でご提案いたします。
よくあるご質問
Java入門/PM研修をご検討いただく際によくいただくご質問の例です。
事前アンケートや簡単な課題でレベル感を把握したうえで、
・演習問題を「基礎」「応用」の2段階用意する
・説明は共通にしつつ、フォローの手厚さで調整する
などの工夫を行います。Java/PMいずれも、レベル別クラス分けのご相談も可能です。
はい、可能な範囲で合わせることができます。事前に標準ドキュメントやテンプレートを共有いただければ、
研修内のサンプルや演習課題をそれらに寄せる形で設計します。
「標準そのものを見直したい」というご相談も、別途ディスカッションさせていただけます。
はい、特に入社〜数年の間に「技術」と「プロジェクトの見方」の両方を経験しておくことは有益です。
ただし、連続して詰め込みすぎると負荷が高くなるため、
Java入門→現場配属→半年〜1年後にPM基礎、というように分けて実施するケースも多くあります。
はい、PM基礎のみ、あるいはJava研修の一部(オブジェクト指向だけ 等)といった形でもご依頼いただけます。
既存の研修内容や受講済みのスキルを踏まえたうえで、重複を避ける形でカリキュラムをご提案します。
「書けるエンジニア」と「動かせるPM」を、計画的に育成しませんか?
Java入門とPM基礎は、エンジニアキャリアの早い段階で身につけておきたい土台です。
貴社の育成方針・既存研修との兼ね合いを伺いながら、最適な組み合わせをご提案いたします。
※お問い合わせ時に「Java入門/PM研修の件」と添えていただけるとスムーズです。
※対象となる人数・ご希望の時期・既存の研修有無などを、分かる範囲でお知らせください。