エンジニア向け生産性向上研修

GitHub Copilot/Cursor 開発生産性向上研修

GitHub CopilotやCursorを「なんとなく使う」から一歩進めて、
設計・テスト・レビューと組み合わせながら、チームとして開発生産性を高めるための使い方を学ぶエンジニア向け研修です。

対象:アプリケーションエンジニア/Webエンジニア/チームリーダーなど
時間目安:半日(3時間)〜1日(6時間) / 形式:オンライン・対面いずれも可

※GitHub CopilotまたはCursorのいずれか、あるいは両方を対象とした構成が可能です。
※対象言語は、Java/Python/JavaScript/TypeScriptなど、貴社の主な技術スタックに合わせて調整します。
この研修のポイント
・Copilot/Cursorの「できること・できないこと」を整理し、過信しすぎない使い方を身につけます。
・単なるコード自動生成ではなく、設計・テスト・レビューとの組み合わせを重視します。
・チーム導入時に決めておきたいルール・ガイドラインの例を共有します。
・実務に近い課題を題材に、受講者自身がプロンプトや運用ルール案を考える時間を設けます。

この研修で目指すゴール

「AIペアプロを使いこなすエンジニア/チーム」への第一歩として、次の状態を目指します。

  • Copilot/Cursorの基本的な機能と、得意・不得意な領域を理解する。
  • 日々の実装・リファクタリング・テストコード作成などに、適切に活用できる。
  • 自社のコードベースや開発プロセスに合わせた「使い方のルール」を検討できる。
  • 生成されたコードのリスクやレビューのポイントを、チーム内で共有できる。

想定している対象者・前提スキル

すでに日常的にコードを書いているエンジニアを主な対象としています。

対象の一例:
  • Webアプリケーション/業務システムの開発に携わるエンジニア
  • テックリード・スクラムマスターなどチームをリードする立場の方
  • 新人〜中堅エンジニアの育成を担うメンター・教育担当の方

前提スキルの目安:
・日常的に1つ以上の言語(Java/Python/JS/TS 等)で開発している。
・Git/GitHub等のソースコード管理ツールを利用している。
・VS Code等のIDE/エディタの基本利用に慣れている。

標準カリキュラム例(1日版)

下記は「1日(6時間)」を想定した一例です。半日版では、基本機能と使い方の原則にフォーカスした構成になります。

第1部
Copilot/Cursorの基本と考え方

・AIペアプログラマの位置づけと役割
・GitHub Copilot/Cursorの主要機能の整理
・「何でも任せる」ではなく「うまく協力する」ための心構え
・ライセンス/セキュリティ/社内ルールの観点からの注意点

第2部
基本操作と「良いヒントの出し方」

・補完/インライン提案/チャット機能の使い分け
・コメント駆動でのコード生成(日本語コメント/英語コメント)
・テストコードやリファクタリングを依頼する際の言い方の工夫
・意図しないコードが出てきたときの見極め方

第3部
実務に近い演習①:既存コードの理解・リファクタリング

・既存コードの概要説明やリファクタリング案をCopilot/Cursorに提案させる
・変更差分の影響範囲を考える際の補助としての活用
・「まるごと任せない」ためのチェック観点の整理

第4部
実務に近い演習②:簡単な機能追加とテストコード作成

・小さな機能追加を題材に、設計→実装→テストコードまで一連の流れを体験
・AIからの提案を受けつつ、自分で修正・追記するプロセス
・レビュー視点からの確認ポイント(例外処理・境界値・性能 等)

第5部
チーム導入のルールづくりワーク

・「どこまでAI提案を使ってよいか」の線引き例
・コードレビュー・ペアプロとの組み合わせ方の検討
・自チーム向けの「Copilot/Cursor運用ガイドライン」叩き台づくり
・質疑応答・事例紹介・まとめ

半日版(3時間)の例:
  • 前半:Copilot/Cursorの基本機能と使い方の原則を解説+ミニ演習
  • 後半:実務シナリオに合わせた活用パターン紹介+チームルール検討

※貴社の課題感(例:新人育成に活用したい/既存チームの生産性を底上げしたい 等)に応じて、演習とディスカッションの比率を調整します。
※Java/Pythonなど、特定言語に特化した構成にすることも可能です。

実施形態・環境について

既に導入済みの環境を活用する場合と、研修用の環境を用意する場合、どちらにも対応可能です。

実施形式 ・オンライン(Zoom、Teamsなど)
・対面(貴社オフィス/会議室 等)
・オンライン+対面のハイブリッドもご相談可能です。
受講人数 目安:10〜40名程度
実機操作のフォローが必要なため、20〜30名程度を推奨します。
必要な環境 ・受講者1人1台のPC(VS Code などのエディタ/IDE)
・GitHub CopilotまたはCursorのライセンス/アカウント
・接続先リポジトリ(研修用サンプル、あるいは社内のテスト用リポジトリ 等)
・オンラインの場合:安定したネットワーク環境、ヘッドセット推奨
ご用意いただきたいもの ・対象とするツール(Copilot/Cursor 等)とバージョン
・利用予定の言語・フレームワーク(Java/Python/React 等)
・可能であれば、研修で使っても良いサンプルプロジェクト

料金の目安

ご予算・人数・カスタマイズ範囲に応じて個別にお見積もりいたします。

料金は、以下の要素をもとに個別にお見積りさせていただきます。

  • 研修時間(半日/1日/複数回シリーズ 等)
  • 受講人数と実施形式(オンライン/対面)
  • 自社コード・自社リポジトリを題材とした演習の有無
  • 事前のヒアリング・ガイドラインドラフト作成支援の範囲

※「まずはお試しで半日版を実施 → その結果を踏まえて1日版・別テーマ研修へ」という段階的な進め方も可能です。
※具体的な価格感については、現状の導入状況やチーム構成を伺ったうえでご提案いたします。

カスタマイズ事例イメージ

貴社の開発プロセス・技術スタックに合わせて、内容・難易度を柔軟に調整します。

事例1:新卒・若手エンジニア向け「Copilot+開発基礎」研修
  • 対象:入社1〜3年目のエンジニア
  • 内容:Git/IDE/テストコードなど開発基礎の復習とあわせて、Copilotの基本的な使い方を学ぶ構成
  • 狙い:基礎力を養いつつ、AIペアプロとの付き合い方を早期に身につけてもらう
事例2:中堅〜シニア向け「チーム導入ルール策定ワークショップ」
  • 対象:テックリード/マネージャー/教育担当者
  • 内容:機能紹介は軽めに、チーム内ルールやレビュー方針、教育への組み込み方を中心に議論
  • 狙い:トップダウンとボトムアップの両面から、無理なく活用を広げる土台づくり
事例3:特定言語特化(Java/Spring Boot)版
  • 対象:バックエンド開発チーム
  • 内容:Java/Spring Bootプロジェクトを題材に、REST API・テスト・リファクタリングの演習を実施
  • 狙い:日常の開発とほぼ同じ環境で、Copilot/Cursorをどう組み合わせるかを体験
事例4:Cursor+LLM活用をセットにしたシリーズ研修
  • 対象:フロント〜バックエンドまで横断的に担当するエンジニア
  • 内容:1回目でCursorの基本とプロンプトの工夫、2回目でLLM APIやLangChainとの連携を扱うシリーズ構成
  • 狙い:IDE上での支援だけでなく、「LLMを使ったアプリケーション開発」への橋渡しを行う

よくあるご質問

Copilot/Cursor研修をご検討いただく際によくいただくご質問の例です。

Q. 受講者の中に、まだツールを使ったことがない人もいます。問題ありませんか?

はい、問題ありません。基本操作の説明からスタートし、少しずつ実務に近い使い方に進む構成になっています。
すでに日常的に使っている方にとっても、「使い方の整理」や「チームでのルールづくり」の観点で学びがあるように設計します。

Q. ライセンスや設定周りがまだ固まっていません。研修前に何を決めておくべきでしょうか?

事前打ち合わせにて、現状の導入ステータスをお伺いしながら、「研修までに決めておきたい項目」の整理からご一緒することも可能です。
まずは試験的に一部のメンバーのみライセンスを付与し、研修を通じて今後の方針を検討する、という進め方もよくあります。

Q. 既存の教育カリキュラム(新人研修など)に組み込むことはできますか?

はい、可能です。既存の研修カリキュラムや評価項目を共有いただければ、その流れを崩さない形でCopilot/Cursorパートを設計します。
例:「Java基礎→Webアプリ開発→単体テスト」に続けて、「Copilotを活用した実装・テスト」というブロックを追加する、など。

Q. 研修で作成したガイドラインを、そのまま社内ルールとして使えますか?

研修内で作成した「運用ルール案」はあくまで叩き台ですが、そのままドラフトとして持ち帰り、社内の関係者と議論を進める材料として活用いただけます。
必要に応じて、研修後にフィードバックを踏まえたブラッシュアップのご相談も承ります。

「AI時代の開発スタイル」を、チームで一緒にアップデートしませんか?

Copilot/Cursorは、単なる便利ツールではなく、開発プロセスそのものを見直すきっかけにもなります。
貴社の現状や課題感を伺いながら、最適な研修・ワークショップの形をご提案いたします。

※お問い合わせ時に「Copilot/Cursor 開発生産性向上研修の件」と添えていただけるとスムーズです。
※現在の導入状況(未導入/一部導入/全社導入 など)も分かる範囲でお知らせください。

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