Cases & Voices

導入事例・お客様の声

Forest合同会社がご一緒してきた、企業・自治体での生成AI・IT研修の事例と、受講者・ご担当者様の声をご紹介します。
「まずはどのような形で始めればよいか」をイメージしていただく参考になれば幸いです。

※業務上の機密保持の観点から、社名・数値等の一部を加工・匿名化しています。

よくある研修テーマの例
・全社向け生成AIリテラシー研修/業務活用ワークショップ
・エンジニア向けGitHub Copilot/Cursor活用研修
・Python×LangChainによるAIエージェント構築ハンズオン
・DifyノーコードAIアプリ開発ワークショップ
・Java入門、IT基礎、PM研修 など

導入事例

業種や規模の異なる組織での導入イメージです。実際には、個別のご要望に応じてカリキュラムを調整しています。

全社向け生成AIリテラシー研修
事例A:情報サービス企業(東京都/従業員約500名)

「まずは全社員に正しい理解を」から始めた、生成AI活用の第一歩

対象:全社員(営業・企画・バックオフィス含む)/形式:オンライン/時間:2時間×2回

導入の背景・課題

社内でChatGPTの利用が広まりつつある一方で、「情報漏えいが心配」「どこまで使ってよいのか分からない」という声が多く、部門ごとにバラバラな使われ方になっていました。経営層としては、リスクを抑えつつ、現場の生産性向上につながる形で活用を推進したいという課題がありました。

実施したこと

2回シリーズのオンライン研修を企画し、1回目は「生成AIの基礎+活用事例+リスクとルールづくり」、2回目は「業務シナリオ別のプロンプト設計・演習」にフォーカス。各部門から事前に業務例をヒアリングし、その内容も一部題材として取り入れました。

結果・変化
  • 受講者アンケートで「生成AIのイメージが明確になった」が95%以上。
  • 研修後1か月で、複数部門から具体的な業務活用の相談が情報システム部門に寄せられるように。
  • 研修で用いた資料をベースに、社内向けの簡易ガイドラインが策定された。
GitHub Copilot/Cursor活用研修
事例B:ソフトウェア開発会社(関西圏/エンジニア約80名)

エンジニアチームの「個人利用」から「チーム利用」への橋渡し

対象:開発部門のエンジニア/形式:対面+オンライン併用/時間:1日(6時間)

導入の背景・課題

一部のエンジニアが個人でGitHub CopilotやCursorを使い始めていたものの、チームとしての標準的な使い方やルールがなく、「便利だがレビューが難しい」「品質が心配」といった声も上がっていました。開発部長からは、「チームとしてのベストプラクティスを共有したい」というご要望がありました。

実施したこと

午前中は、Copilot/Cursorの特徴・注意点・活用パターンをデモを交えて解説。午後は、実際の自社リポジトリの一部を題材に、既存コードの理解・リファクタリング・テストコード生成などをペアワークで体験していただきました。最後に、「チームとしての利用ルール」をディスカッションする時間を設けました。

結果・変化
  • 「なんとなく使っていた」状態から、「ここで使うと効果が高い」という共通認識ができた。
  • 研修後、チームごとに「Copilot/Cursor利用ガイド」が作成され、レビュー観点が整理された。
  • 若手エンジニアからは「設計やテストに時間を割けるようになった」との声が上がった。
Python×LangChain研修
事例C:製造業(東北地方/IT部門約20名)

PoCから一歩先へ進めるための「AIエージェント構築」ハンズオン

対象:社内SE/データ活用担当者/形式:オンライン/時間:2日間(各6時間)

導入の背景・課題

社内でいくつかの生成AIツールのPoCが行われていたものの、実運用に耐えうる形で社内システムと連携した事例が少なく、「どのようにシステム側とつなげればよいか分からない」という課題がありました。IT部門として、社内データを活用したAIエージェントの内製化にチャレンジしたいというニーズがありました。

実施したこと

PythonとLangChainを用いた基礎からスタートし、2日間で「社内ドキュメント検索+Q&A」ができる簡易エージェントを構築。RAG(検索拡張生成)の考え方や、社内システムとの連携ポイント、運用上の注意点も解説しました。

結果・変化
  • 研修後、自部署で独自の「社内FAQボット」のプロトタイプが作成され、部門内での検証が始まった。
  • 「外部ベンダー任せ」ではなく、社内で試行錯誤できる土台ができた。
  • 今後の中期的なAI活用ロードマップを検討するきっかけになった。
Difyノーコード/IT基礎研修
事例D:地方自治体(職員数 約2,000名/一部部署対象)

非エンジニア職員でも取り組める、業務改善の「小さな一歩」づくり

対象:DX推進担当・各課の業務改善担当/形式:対面/時間:半日(3時間)

導入の背景・課題

DX推進担当はいるものの、実際に現場の業務改善プロジェクトがなかなか立ち上がらず、「何から手を付ければよいか分からない」という状態が続いていました。職員の多くが非エンジニアであり、「開発」と聞くとハードルが高いという意識もありました。

実施したこと

Difyを使って、ノーコードで簡単なAIチャットボットや文章要約ツールを作るワークショップを実施。前半は生成AI・IT基礎のミニ講義、後半は「自分の担当業務を少し楽にするツール」を各自で作ってみる時間とし、最後に全体で共有しました。

結果・変化
  • 受講後、複数の課で「もう少し発展させたツールを作りたい」という声が上がり、継続的な支援につながった。
  • 「ITは難しいもの」という印象から、「試しながら学べるかもしれない」という前向きな空気が生まれた。」
  • DX推進担当と各課の担当者とのコミュニケーションが活発になった。

お客様の声

ご担当者・受講者の皆さまからいただいた感想の一部です(匿名・要約)。

人事・研修ご担当者様
情報サービス企業/人材開発部

生成AIは社内でも話題になっていましたが、正直どこから手をつけてよいか分からない状態でした。今回の研修で、基礎から丁寧に説明していただき、「焦って何かをやる」のではなく、自社に合ったステップを踏めばよいと整理できました。受講者の反応も良く、アンケートの自由記述欄が久しぶりにぎっしり埋まっていました。

エンジニア受講者様
ソフトウェア開発会社/バックエンドエンジニア

CopilotやCursorは個人的に使っていましたが、「こんな使い方もあるのか」と目からウロコでした。特に、テストコードやリファクタリングにどう使うか、チームで利用するときのルールの考え方などが参考になりました。講師の方が現場の話を交えて話してくださったので、具体的なイメージを持ちやすかったです。

IT部門ご担当者様
製造業/情報システム部

LangChainの研修では、「こんなことができそうだな」と思っていたことを実際に手を動かして試せたのが大きかったです。社内でPoCを進める際のアプローチや、最初から完璧なものを目指さず小さく始める重要性など、技術以外の部分も含めて勉強になりました。

研修受講者様
地方自治体/課長職

生成AIについて、なんとなく「危ないもの」というイメージを持っていましたが、きちんと使い方とルールを押さえれば、職員の負担軽減に役立つ可能性があると感じました。先生の話し方がとても聞き取りやすく、質問にも丁寧に答えていただけたので、ITが得意でない職員も安心して参加できていたと思います。

ご一緒する際の進め方のイメージ

研修・ワークショップをご一緒する際の、一般的な流れです。

お問い合わせ・テーマの共有

「生成AI研修を検討している」「エンジニア向けのCopilot活用を教えてほしい」など、現時点でお考えのテーマをお知らせください。まだ具体化していない段階でも構いません。

ヒアリング・ご提案

オンラインで30〜60分程度、対象者のスキルレベルや業務内容、研修の目的・ゴールなどを伺い、1〜2パターンのカリキュラム案・進め方をご提案します。

内容確定・準備

ご提案内容をベースに、時間配分や演習内容を調整します。必要に応じて、事前アンケートや事前課題の設定、社内資料のご提供をお願いすることもあります。

研修実施・振り返り

研修実施後、受講者アンケートの結果や講師所感を共有し、今後のフォローアップや次のステップ(別テーマの研修、社内勉強会の支援など)についてもご相談いただけます。

実績の詳細について
実際には、ここでご紹介しきれない大小さまざまな事例があります。
契約上の守秘義務の関係で、Webサイト上で具体的な社名や数字をお出しできないケースも多いため、
「自社と似た規模・業種の事例があるか知りたい」という場合は、お問い合わせ時にその旨お知らせください。
こんなご相談も歓迎です:
  • 公開講座で一度話を聞いてから、社内向け研修を検討したい。
  • 既に他社の研修を受講しているが、より実務に踏み込んだ内容を追加したい。
  • 複数テーマ(生成AI+Copilot+IT基礎など)を組み合わせた年間プログラムを組みたい。

ご予算や体制に応じて、「まずは小さく試す」形のご提案も可能です。

自社に合った研修・ワークショップの形を一緒に考えませんか?

「導入事例に近いことをやってみたい」「この事例を自社向けにアレンジできるか聞いてみたい」など、
まずはお気軽にお問い合わせください。

※お問い合わせの際に、「導入事例ページを見て」と一言添えていただけるとスムーズです。

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